【世界の産地シリーズ】第三弾ニュージーランド

【世界の産地シリーズ】第三弾ニュージーランド 【世界の産地シリーズ】第三弾ニュージーランド

代名詞はソーヴィニョン・ブラン 遅咲きのワイン産地ニュージーランド

概要

ニュージーランドワインが世界的注目を集めるようになったのは、1980年台後半のソーヴィニョン・ブランの台頭、そして、その後に続くピノ・ノワールの登場。それはワイン史においてはごく最近のことです。
ワイン生産者を規模別にみると、全体の8割以上が年間販売量2.000hℓ以下の小規模生産者。
現在、活躍される方々は積極的にブルゴーニュなど海外の有名産地で研修を積み、帰国後にニュージーランドのワインを盛り上げていった醸造家がニュージーランドワインの品質向上に貢献しました。

今では日本人醸造家も増えており、日本人生産者の研修先となり、間接的に日本ワインの品質に貢献したことからも日本にはとても馴染みのある産地でもあります。今回は、ニュージーランドワインの代表的な産地や特性と共にニュージーランドワインの魅力あるおすすめ銘柄をご紹介していきます。

歴史

ニュージーランドに初めてワイン用ブドウが植えられたのは1819年。英国人の宣教師であるサミュエル・マースデンが、オーストラリアのシドニーから持ち込んだ、種類の異なる苗木を北島ベイオブ・アイランズのケリケリというところに植えたのが起源。実際にワインを造った記録はと言うと、1836年に北島ワイタンギにて「オーストラリアのブドウ栽培の父」であるジェームズ・バズビーが初めてワインを生産しました。

1970年代までは南島はその寒さから、ブドウが育つとは考えられていなかったため、ワイン産業の中心は北島にありました。それが、ワイン産業の拡大・酒精強化ワインが主体だったものが、テーブルワインへの転換を迎え、新たな栽培拡大へと繋がっていきます。1970年代後半には土壌学者ディレック・ミルネ博士がフランスやドイツの銘醸地を分析し、ニュージーランド国内の土壌を調査しました。その結果、ブルゴーニュと条件が似てブドウ栽培に適している産地として南島の『マーティンボロ』と『マールボロ』が挙げられ、ニュージーランドの銘醸地を確固たる地位へと押し上げていくことになります。

近年では、国際的ワインシンポジウムとして4年に一度開催される『Pinot Noir NZ』や『インターナショナル・ピノ・ノワール・セレブレーション』『インターナショナル・ソーヴィニョン・ブラン・セレブレーション』など生産者同士の情報交換の場や専門家を集めたイベントを積極的に仕掛けて世界に発信することで品質の向上と認知度を高めていっています。

ニュージーランドの主要産地

ニュージーランドの特徴

〇 ニュージーランドの特徴

ニュージーランドは日本列島のように南北に長い島国です。南半球に位置しているため、北島が温暖で、南島が冷涼な気候です。島国の為、一部を除き海洋性気候でニュージーランド全体としては年間を通した気温や降水量の変化が穏やかな点が特徴です。

代表的産地マールボロやマーティンボロがある一方で、唯一の半大陸性気候で年間降雨量も極端に低く乾燥しているセントラル・オタゴも注目すべき産地。現在では18の生産地域がGI(地理的表示保護)に登録され、多様なワインスタイルを確立しています。
今回はその生産地の中から厳選してご紹介させていただきます。

Auckland-オークランド-北島

〇 Auckland-オークランド-北島

主要品種 |
シャルドネ/カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロなど

ニュージーランド最大の経済都市であるオークランド。大手ワイナリーの大半がこの地に存在し、ニュージーランドワインの産業の礎が築かれた地域。
「マタカナ」「クメウ」「ワイヘア」の3エリアに分けることができ、それぞれの地域ごとに個性の違いを表現しています。

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プロヴィダンス ロゼ 【2017】

プロヴィダンス ロゼ 【2017】

¥13,200 (税込)

Hawke's Bay--ホークス・ベイ-北島

〇 Hawke's Bay--ホークス・ベイ-北島

主要品種 |
ソーヴィニョン・ブラン/メルロ/シラーなど

南島のマールボロに次ぐ2番目に大きいワイン産地。ニュージーランドの中でも日照時間が長く、また、石の多い土壌を擁するなど、ボルドー系品種やシラーの産地としてニュージランドで重要な地位を占めています。

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ニュージーランド発 境界線を超えていくワイン カーニャシェンティー飲み比べセット

ニュージーランド発 境界線を超えていくワイン カーニャシェンティー飲み比べセット

¥13,200 (税込)

Marlborough-マールボロ-南島

〇 Marlborough-マールボロ-南島

主要品種 |
ソーヴィニョン・ブラン/リースリング/ピノ・ノワールなど

ニュージーランド最大のワイン産地。同国全体のブドウ栽培面積で約7割を占めます。このうち、ソーヴィニョン・ブランの作付けが約8割に及び、ニュージーランドワインの屋台骨を支えています。大きく3エリアに分けることができ「ワイラウ・ヴァレー」「サザン・ヴァレー」「アワテレ・ヴァレー」から構成され上質なソーヴィニョン・ブランの産地として名を馳せています。

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グラハムノートン ソーヴィニヨン・ブラン【2022】

グラハムノートン ソーヴィニヨン・ブラン【2022】

¥1,980 (税込)

トゥーリバーズ ジュリエット・リースリング【2022】

トゥーリバーズ ジュリエット・リースリング【2022】

¥2,420 (税込)

Nelson-ネルソン-南島

〇 Nelson-ネルソン-南島

主要品種 |
ソーヴィニョン・ブラン/ピノ・グリ/ピノ・ノワールなど

マールボロより西側に位置していることで、西からの低気圧の影響を受けやすい傾向にあります。そのため、降雨量が年間1,000mmと多く、ブドウに潤いと緑のニュアンスがより濃く出ます。リゾート地としても知られており、ビールに用いられる「ネルソン・ホップ」の重要な産地でもあります。

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グリーンソングス ホワイト・フィールド・ブレンド【2020】

グリーンソングス ホワイト・フィールド・ブレンド【2020】

¥2,530 (税込)

グリーンソングス アタマイ ファンキー ソーヴィニヨン・ブラン【2018】

グリーンソングス アタマイ ファンキー ソーヴィニヨン・ブラン【2018】

¥2,970 (税込)

Central Otago-セントラル・オタゴ-南島

〇 Central Otago-セントラル・オタゴ-南島

主要品種 |
リースリング/シャルドネ/ピノ・ノワールなど

南緯45度に位置しており、世界最南端のワイン産地の一つです。
ニュージーランドの中では唯一の半大陸性気候で寒暖差が非常にあり、サザン・アルプスの恩恵で悪天候を遮ることができる恵まれた環境があります。
年間降雨量が300〜400mmと乾燥しており、完熟したブドウから上質なワインを生産しています。

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マナ バイ インヴィーヴォピノ・ノワール【2022】

マナ バイ インヴィーヴォピノ・ノワール【2022】

¥2,420 (税込)

信濃屋オススメ ニュージーランドワイン

ログ・ジパング by インヴィーヴォマールボロ ソーヴィニョン・ブラン【2022】

ログ・ジパング by インヴィーヴォマールボロ
ソーヴィニョン・ブラン【2022】

¥1,758 (税込)

ニュージーランドを代表するプレミアムワイナリーINVIVOと信濃屋のコラボレーション・ワイン。発売当初から大変人気では売上のNO.1を獲るほどの大人気商品となりました!!
しかし、ニュージーランドを襲った収穫量の激減により、欠品が続いておりました…ようやく復活です♪グースベリーやトロピカルフルーツのアロマが感じられる人気のソーヴィニヨン・ブラン。ニュージーランドを代表する生産者のインヴィーヴォと信濃屋のコレボレーションワインです。

ログ・ジパング by インヴィーヴォマールボロ ソーヴィニョン・ブラン  リザーヴ【2022】

ログ・ジパング by インヴィーヴォマールボロ
ソーヴィニョン・ブラン リザーヴ【2022】

¥2,640 (税込)

ニュージーランドを代表するプレミアムワイナリーINVIVOと信濃屋のコラボレーション・ワイン。発売当初から大変人気では売上のNO.1を獲るほどの大人気商品となりました!!
しかし、ニュージーランドを襲った収穫量の激減により、欠品が続いておりました…ようやく復活です♪こちらは通常キュヴェとはワンク上の逸品「リザーヴ」ウエストヘブンヴィンヤード特有の複雑なトロピカルフルーツの香りと共にブラックカラントやトマトリーフ、梨のニュアンスと厚みのある味わい。美しく濃密なフルーツ感と、穏やかで心地よい酸が特徴です。

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