『安定した品質を誇る日本でも人気の格付けシャトー』
1983年、日本企業「サントリー」がラグランジュを買収し、低迷していたシャトーの品質を見事復活させ、今では確固たる地位を築き上げ、格付にふさわしい風格さえ漂うシャトーです。
【サン・ジュリアンのワインについて】
サン・ジュリアンは、メドックの中央に位置し、ジロンド河沿岸に向かってなだらかに傾斜した地形と砂利質土壌のおかげで水はけがよく、また広々とした平地のため、どのシャトーも日当たり、風通しとも良好。安定した品質のレベルを保つサン・ジュリアン。他のメドック村名アペラシオンと比べて決して華があるわけではないが、慎ましやかで気品のあるスタイルはまるで大和撫子のような気品を持っております。
Château Lagrange[2012]
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10年熟成の飲み頃ラグランジュが限定入荷
シャトーの歴史は古く、17世紀頃のワイン地図に既に記載されています。1842年にルイ・フィリップ朝において内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有者となり、1855年のメドック格付けで3級に格付けされました。
しかし、その後経済状況の悪化により所有者が入れ替わり、品質が低下します。 1983年にサントリーが取得。かつてボルドー大学で醸造研究所長を務めていた醸造学者で、シャトー マルゴーの再生も成し遂げていたエミール ペイノー博士に協力を要請。ペイノー門下生であるマルセル デュカス氏が社長に、同じくペイノー氏の元で学んだサントリーの鈴田 健二氏が副会長に就任し、畑から醸造所、シャトーまで徹底的な改革を行い、ラグランジュは復活を遂げ、世界に認められるワインへと成長しました。
ヴィンテージ情報:収穫期に続いた雨が造り手の技量が試された年となりました。2012年は記録的な冬の寒さ(2月中旬に-8°C以下が10日ほど続く)でスタートが遅れました。6月の開花期も気まぐれな天候で花ぶるいが発生し収量は過去最低となりました。生育が遅れヴェレゾンも不均一で心配されましたが、7月後半から9月中旬までの好天(特に8月には40°Cも記録)で盛り返すことができました。9月中旬までは好天が続きましたが、9/24-27と雨続で熟度はなかなか上がらなかったため、10月に雨がちの天候が続く中、収穫もギリギリまで待って10/8に開始。10/21の収穫終了までの2週間で12日も雨が降り、リスクを取った分に見合うレベルの熟した果実が得られました。エレガントでチャーミングな味わいを造っています。
ヴィノス誌:92点/ジェームス・サックリング氏:92点
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Country(生産国) |
フランス
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Region(地域) |
ボルドー/サン・ジュリアン
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Classement(格付) |
メドック 3級
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Cepage(品種) |
カベルネ・ソーヴィニヨン 67%/メルロ 30%/プティ・ヴェルド 3%
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Volume(容量) |
750ml
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